ミヤジャズインとは

ミヤ・ジャズインは、1974年に始まり、2018年以降は12万人を超える動員となり、毎年確実に成長しています。「ジャズのまち・宇都宮」を内外にアピールし、コンベンションとの連携、ライブハウスの活性、関連商品の育成など文化にとどまらず、経済的効果を挙げています。ジャズを通じて宇都宮から日本全国へ文化を発信すると共に、中心市街地の活性化と新たな産業の創出を図ります。
宇都宮とジャズを愛する人々の思いで成長してきたこのミヤ・ジャズインもさらに発展させて「いつでも、どこでもジャズを感じる街」宇都宮を創出していきます。

ミヤジャズイン1974ポスター   ミヤジャズイン2020ポスター

ミヤ・ジャズイン コンセプト

 ジャズ音楽の愉しさ、魅力をより幅広く各世代に伝えることの使命感を持ち、ミヤ・ジャズインを開催します。さらにミヤ・ジャズインの開催により、県内外から中心市街地への観光誘客と地域文化の向上を促進させることを目指します。
 ミヤ・ジャズインの演奏においては、一瞬に生まれる即興演奏を重視し、ジャズならではの独創的芸術性と、斬新な演奏アイディアからなる醍醐味を多くの音楽ファンに届けるとともに、人々が愉しく気軽にくつろげるジャズも展開しなくてはなりません。  さらに、1950年を前後して主流となった伝統的主流派や新主流派ジャズとともに、新時代のジャズ創造と刺激的なサウンドを求めるヒュージョン、ファンク、ロック、ラテン等、また、ビッグバンド・ジャズ双方の音楽ファンに向けて発信します。
 今や共感したアマチュア演奏家が自分達のジャズを目指して宇都宮に集結しています。中心市街地で繰り広げられる北関東最大のジャズフェスティバル、それが、1974年発足の「ミヤ・ジャズイン」です。
 物事すべてにおいて、これで完成したと言うものは無いと思うのです。ジャズ音楽などもスタンダードの中で、新しいサウンド的感覚が生まれてきている訳です。ジャズ独特のなんとも言えぬ響きが多くのジャズファンを魅了しています、だだ、基本的にジャズのルーツと言われるルイ・アームストロング、スウィング時代のベニ−・グッドマン、Dエリントン、Cベイシ−、Wハーマン等も知って貰いたいと思う。それは、観客一人ひとりにも若い演奏者にしても同様です。
 そして、ミヤ・ジャズインは1940年〜60年代のB-BOP、Hard-BOP、Moodで確立したモダンジャズを基本軸として組立てていきたいと思います。

 ●ミヤ・ジャズインをの考えるひとつの視点
 これがジャズ音楽です。という中で、それぞれのジャンル、ディキシーランド、スウィング、ビーバップ、ハードバップ、モードスタイル等、それぞれの視点から見るジャズファンがいる訳でですが、ファンや演奏家を含めて人々が愉しめるジャズ音楽を目指していく。
ただ、パーカー死後、ハード・バップの全盛期。1950年代後半、ジャズの主流となり、また、1960年代の新主流派、モードに至るまでが、現在のジャズファンにとっての「JAZZ」であり、まさにこの時代を指していると言えます。多くのジャズの名曲も映画やミュージカルの主題曲から次々に生まれてモダンジャズの流れを作り出しています。
ビーバップ、ハードバップ頃のジャズ、 つまりモダンジャズと言われるところを尊重し、更に進化すると思われるヒュ−ジョンやロック、ブルースをミックスしたファンクジャズ等も組み入れて盛り上げたいと思います。
 その中で、ゲストの演奏者も含めて、多方面からの参加ミュージシャン、それを迎える観客を中心にミヤ・ジャズインを残してしていきたいと思います。

ミヤ・ジャズインの歴史

1974ミヤ・ジャズイン1974(るぶうる企画)
  • 音楽愛好家達の「るぶうる企画」主催で栃木会館地下ホールで初開催。地元のバンドに発表の場を与えたいという想いで開催する。
1975ミヤ・ジャズイン1975(るぶうる企画)
  • 栃木会館地下ホールで開催。地元のバンドにプロの演奏の聴かせることで刺激を与えたいという想いで、渡辺貞夫のグループで活躍する鈴木勲、守新治、渡辺香津美らがゲスト出演。
1976-1983ミヤジャズイン1976-1983(るぶうる企画)
  • ジャズ喫茶やキャバレー等で細々とミヤ・ジャズインを継続開催。
  • 松本英彦。今田勝、ジョージ大塚、水橋孝が参加。
1984渡辺貞夫が第1回宇都宮市民栄誉賞受賞
ミヤ・ジャズイン1984(宇都宮軽音楽連盟)
  • 受賞時の「宇都宮を音楽の街にしてほしい」という言葉がジャズの街に繋がる。
  • 10年ぶりにミヤ・ジャズインを文化会館小ホールで開催。
1986ミヤ・ジャズイン1986(宇都宮軽音楽連盟)
  • 栃木会館大ホールで開催。
1988ミヤ・ジャズイン1988(宇都宮軽音楽連盟)
  • 教育会館大ホールで開催。
1994ミヤ・ジャズイン1994(宇都宮軽音楽連盟)
  • 御本丸公園広場で開催。
1998ミヤ・ジャズイン1998(宇都宮軽音楽連盟)
  • オリオン通り曲師町イベント広場にて開催。
2000ミヤ・ジャズイン2000(宇都宮軽音楽連盟)
  • マロニエとちぎ緑化祭うつのみやイベント会場にて開催。
2001うつのみやジャズのまち委員会発足
  • 渡辺貞夫の顕彰やジャズの普及啓発を目的とした団体として教育委員会内に設立。
2002宇都宮JAZZ協会発足
ミヤ・ジャズイン2002(うつのみやジャズのまち委員会)
  • ジャズバーやクラブハウス等によって組織される民間のジャズ団体が設立。
  • 御本丸公園広場で開催。 渡辺文男グループらがゲスト出演。
2003ミヤ・ジャズイン2003(うつのみやジャズのまち委員会)
  • オリオン通り曲師町イベント広場会場などで開催
2004ミヤ・ジャズイン2004(うつのみやジャズのまち委員会)
  • オリオン通り曲師町イベント広場会場などで開催
2005宇都宮商工会議所がサービス産業創出支援事業受託
  • 地域文化資源を有効活用した音楽フェスティバル創出のための調査事業を実施。
  • 音楽フェスティバルの幅広い支持や、企業の協力的姿勢などが明らかとなる。
2006オリオンスクエア開設
ミヤ・ジャズイン2006(宇都宮商工会議所)
  • 江野町の旧109跡地に野外イベントが開催できる市民広場が完成。
  • オリオンスクエアなどで開催。宮の市(商業祭)、宇都宮餃子祭りが同時開催。来場者7万人を記録。
2007ミヤ・ジャズイン2007(ジャズの街宇都宮創造実行委員会)
  • オリオンスクエアなどで開催。宮の市(商業祭)、宇都宮餃子祭り、宇都宮城址祭り、伝統文化フェスティバル、食育フェアが同時開催。来場者8万人を記録。
2008ミヤ・ジャズ推進協議会発足
ミヤ・ジャズイン2008(ミヤ・ジャズ推進協議会)
  • 商工会議所議員を中心としたミヤ・ジャズイン開催団体を商工会議所内に設置。
  • オリオンスクエアなどで開催。宮の市、宇都宮餃子祭りが同時開催。来場者9万人を記録。
2009ミヤ・ジャズイン2009(ミヤ・ジャズ推進協議会)
  • オリオンスクエアなどで開催。宮の市(商業祭)が同時開催。来場者8.1万人を記録。
2010ミヤ・ジャズイン2010(ミヤ・ジャズ推進協議会)
  • オリオンスクエアなどで開催。宮の市(商業祭)、宇都宮餃子祭りが同時開催。来場者12.5万人を記録し、初の10万人を突破。
2011ミヤ・ジャズイン2011(ミヤ・ジャズ推進協議会)
  • オリオンスクエアなどで開催。宮の市(商業祭)、宇都宮餃子祭りが同時開催。来場者数11万人を記録。
2012ミヤ・ジャズイン2012(ミヤ・ジャズ推進協議会)
  • オリオンスクエアなどで開催。宮の市(商業祭)、宇都宮餃子祭り、とちぎ元気グルメまつりが同時開催。来場者数12.5万人を記録。
2013ミヤ・ジャズイン2013(ミヤ・ジャズ推進協議会)
  • オリオンスクエアなどで開催。宮の市(商業祭)、宇都宮餃子祭りが同時開催。来場者数14.2万人を記録。
2014ミヤ・ジャズイン2015(ミヤ・ジャズ推進協議会)
  • 雨天の中でオリオンスクエアなどで開催。宮の市(商業祭)、宇都宮餃子祭りが同時開催。来場者数14万人を記録。スポンサー数や協賛金が減少し、財政的危機に直面。雨天では集客不可能な会場が明確化。
2015ミヤ・ジャズイン2015(ミヤ・ジャズ推進協議会)
  • 会場数を削減してオリオンスクエアなどで開催。テーマ(課題曲)制度開始。テーマを「アニメ・映画・ビートルズ」に設定。宮の市(商業祭)、宇都宮餃子祭りが同時開催。アマチュアバンドの人気投票制度開始。T.P.O音楽倶楽部(東京)がグランプリ獲得。過去最高の来場者18万人を達成。
2016全国餃子サミット&全国餃子祭り
ミヤ・ジャズイン2016(ミヤ・ジャズ推進協議会)
  • 全国餃子祭り会場内で宇都宮のジャズステージを披露。来場者数22万人を記録。
  • オリオンスクエアなどで開催。テーマを「ノスタルジー」に設定。宮の市(商業祭)、宇都宮餃子祭りが同時開催。前年度覇者のT.P.O音楽倶楽部がゲスト出演。ORQUESTA de ごじゃる!(宇都宮)がグランプリ獲得。来場者数14万人を記録。ブログの開設やYoutube動画の作成等などインターネット上での情報発信を強化。
  • 市内ジャズバーと共同で“まちゼミ”を通したジャズの普及啓発活動を展開。
2017ミヤ・ジャズイン2017(ミヤ・ジャズ推進協議会)
  • オリオンスクエア等で開催。テーマを「J-POPをジャズる!」に設定。宮の市(商業祭)、宇都宮餃子祭りが同時開催。前年度覇者のORQUEASTA deごじゃる!、人気ヴォーカルの平賀マリカもゲスト出演。ジャズレコード生誕100周年記念事業
2018ミヤ・ジャズイン2018(ミヤ・ジャズ推進協議会)
  • オリオンスクエア他3会場。テーマは「マイ・フェイバリット・ソング」日本で人気のある、寺井尚子クインテットが出演。更に、外山喜雄デキシーセインツも連続11年出演。
2019ミヤ・ジャズイン2019(ミヤ・ジャズイン実行委員会/アド・エイディアイ内)
  • オリオンスクエア他3会場で開催。ゲストに大橋美加(vo)が出演。本年から主催名が変更。事務局はアド・エイディアイ内に。
2020ミヤ・ジャズイン2020(ミヤ・ジャズイン実行委員会/アド・エイディアイ内)
  • 新型コロナウイルスの影響で、オリオンスクエア、曲師町イベント広場の2会場で人数制限にて開催。ゲストは無し。50グループのバンドが集結して演奏をくり広げた。
2021ミヤ・ジャズイン2021(ミヤ・ジャズイン実行委員会/アド・エイディアイ内)
  • 新型コロナウイルスの影響で、オリオンスクエアにて会場で人数制限にて開催。ゲストは無し。栃木県内在住の24グループのバンドが演奏をくり広げた。